「刃は力なり」自社製品がシェア90%を占める業界のリーディングカンパニーとして
TSUKATANIは1951年の創業以来、「切る」「抜く」の品質を極めながらも、多品種・少ロット・短納期といった各時代のニーズに応え続けてきました。先を見通せないコロナ禍による世界規模の経済不況、国内の人口減少をはじめとする不安要素、中国を筆頭とするアジア系メーカーの激しい追い上げと、厳しい経営環境の中、さらなる技術的優位性と高付加価値を見出していけるかがTSUKATANIにとっての大きな課題といえるでしょう。当社の第3の事業の柱であるフレキシブルピナクルダイの国内需要は安定し、機能性フィルムや液晶をはじめとする工業系分野の海外での需要が拡大していること。またトムソン刃の製造拠点を海外にも展開し、新たな市場の開拓が進み始めています。今後は、こうした拡大成長分野に私たちの持っている経営資源を集中し、その他の部分は徹底的に見直しを図っていきます。また独自技術や販売ネットワークにこだわることなく、優れた技術や有利な提携条件があれば、国境を越えたアライアンスにも積極的に取り組んでゆくつもりです。現在、当社ではフレキシブルピナクルダイに続く製袋分野の立ち上げなど、着々と次の5年、10年に向けての布石を打ちつつあります。これからもシェアNo.1企業としての社会的責任を自覚しつつ、弊社のキャッチフレーズである「刃は力なり」をモットーに社会、全ユーザーそしてかかわるすべてのスタッフの幸せのためにTSUKATANI QUALITYで時代の新しいニーズを切り抜いていく所存です。
皆様からのより一層のご厚誼ご支援を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
安井 太久也